フィクションなどから拾う情報処理用語? その192 模倣品(8時だョ!全員集合)

時は1981年頃。土曜日夜8時と言えば未だTBS制作の「8時だョ!全員集合」だった。PTAが槍玉に挙げた極悪番組だったがあの大掛かりなセットを組んだコントには若駒の車邦英さんが関わっていた、というのはこの記事のテーマではない。

志村けんが童謡「七つの子」の替え歌フレーズを客席の子供達と一緒に歌いまくっていた。もしかしたら行田市産業文化会館で根本要さんも歌っていたのかもしれないが、そこまでは確認していない。それが次のフレーズだ。

カラスなぜ鳴くの カラスの勝手でしょ

PTAが「子供が真似して困る」と抗議したそうだが、当の子供である我々小6は遠足のバスの中で「本物の『七つの子』」とか「ドリフの『七つの子』」とか言って歌いわけていた。子供を舐めるなよ、あれは「オレたちひょうきん族」か。我々より下の世代は知らないが、兎に角、我々はきちんと区別して歌っていたのである。親の躾の問題を履き違えていると実体験を踏まえて言い切れるのだが、兄貴や姐御の皆さん(当時中高生以上)はどう思うだろうか?