単身赴任(あまちゃん)

あまちゃん 第6週「おらのじっちゃん、大暴れ」第32話(脚本:宮藤官九郎、演出:吉田照幸 (C) NHK)より

天野アキ(のん)の祖父兼天野春子(小泉今日子)の父忠兵衛(蟹江敬三)は生きていた。延縄漁船に乗っているので年に10日しか家にいない。久しぶりに帰ってみれば家出した春子が子供を連れて家にいるのでびっくり仰天。まあ仏壇に「遺影」が置いてあったのは海上で亡くなる危険もあるからだろう。24年も経つと言われても

天野忠兵衛「24年と言われてもなあ、ほとんど海の上さあ、いたからなあ。」

まあ長い単身赴任のようなものである。忠兵衛と夏(宮本信子)は「定番のデートコース」を周っていた。そしてリアスに戻り、町でアキのポスターを見かけた忠兵衛は夏が昔モデルをしていた事を口にした。この時の姿が後に流れるとは思わなかったねえ。色々あってヒロシが尋ねた。

足立ヒロシ「結婚して何年ですか?」
天野夏「44年でがす。」
足立功「年に10日。まだ440日しか一緒に暮らしてないんだ。」
天野夏「んだ。まだ1年半でがす。」

他にも色々な話をしていたが突然アキはこう言い出した。

天野アキ「パパとママが別々に暮らしているのはそういう事なのかなあ。」

いや、そうではないと思うのだが、春子は何故か黒川正宗(尾身としのり)とガラケーで話をしていた。正宗はアキの誕生日が近いので北三陸へ行きたいと言い出した。電話もメールも我慢しているというのだが、ネットでアキの動画を観たらしい。さらに忠兵衛が「生きていた」と知り

黒川正宗「御挨拶に行きたい。」

やめてよという春子だったが、さてどうなるのかは今後のお楽しみ。よく考えたら政宗も…みたいな感じになっているよねえ、話全体を俯瞰すると。でも本放送当時は全く気づかなかったねえ。