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あまちゃん 第9週「おらの大失恋」第52話(脚本:宮藤官九郎、演出:西村武五郎 (C) NHK)より

ユイは北三陸鉄道お座敷列車が走る前日の夕方に、水口琢磨が誰かに電話しているのを聞いてしまった。そして当日の朝、北三陸観光協会のパソコンで「太巻」を検索していた。だが出てくるのは太巻寿司のことばかり。そこで今度は「太巻 プロデューサー」をキーに検索した。すると出たのは「太巻こと、荒巻太一プロデュース」という表題のページ。そしてユイは「太巻」が荒巻太一(古田新太)のことを指していたことを知ったのであった。例のポーズをしている写真も載っていた。

天野夏(宮本信子)のナレーション「荒巻太一、49歳。芸能界では太巻の呼び名で知られるその筋では有名なプロジューサー? だそうです。年寄にはさっぱりわかりません。」

しかし、ユイはよくわかった。よく見ると「アメ横女学院」の名前も出ている。あと1959年生まれだそうな。ユイの頭の中で前日の水口の言葉が蘇った。

水口琢磨「一応、席はキープしてあるんで、太巻さんにもそうお伝えください。」

そしてまた

水口琢磨「太巻さんにもそうお伝えください。」

ユイは動揺したようだ。さて「AM 8:05」になり、ヒロシからその話を聞いた皆の反応はというと

菅原保「太巻って太巻のことかな?」
栗原しおり(安藤玉恵)「うん。美味しい太巻の作り方とか、そんなの出たよね?」
菅原保「太巻が物凄く食べたかったのかな?」
栗原しおり「急に太巻を探す旅に出たのかしら?」
足立ヒロシ(小池徹平)「あいつ、そこまで食べ物に執着する性格ではなかったと思うし。」

とまあ見当違いの会話が続いた後、

吉田正義(荒川良々)「で、お二人(ヒロシとしおりか?)は付き合っているんですか?」
足立ヒロシ「それは今…」
池田一平(野間口徹)「(机を叩いて)どうでも良いよ、そんなの。」

この後、色々な騒動が起きるのだが、果たしてどうなるのかは映像をお楽しみに。