報連相(暗闇仕留人)

暗闇仕留人 第16話「間違えて候」(脚本:松原佳成、監督:松野宏軌 (C) 松竹)より

配役でバレバレだが、安積屋茂三(南原宏治)が今回の標的。この男は元岡っ引で、捨松(石山政五郎)と組んで八坂屋を冤罪で死罪に追い込んで屋敷を強引に買い取っていた。その話を中村主水、鉄砲玉のおきん、そして糸井貢の三人で話しているところを八坂屋の妻たね(谷口香)が聞いてしまった。たねはお金を出して茂三殺しを依頼した。おきんの調査で美濃屋和助(藤尾純)と大野藩の姫君の行状を材料に強請っていることも判明し、糸井貢が殺しに出ることになった。糸井貢は茂三を殺したのだが、事後の表情はやはり複雑なものだった。ずいぶん、早いねえ、段取りが。茂三はそのまま大川へ落ちたのであった。

と思った途端、それからしばらく経って、村雨の大吉が現場近くを通りかかった。大吉は松井田まで墓石を調達しに行っていたのだ。当然、事情は知らない。茂三の死体に群がる物取りを追い払い

村雨の大吉「無駄かもしれないがいっちょやってみるかあ。」

そういえば、大吉はあの場にはいなかった。だから茂三が標的だったことなど聞いてないので知らない。大吉は心臓を止めるだけではなくて心臓マッサージもできたのだ。なので茂三は蘇生し、復活。話がややこしくなってしまった。これからどうなるのかは映像で確認してほしい。