懲戒処分(新・必殺仕置人)

新・必殺仕置人 第1話「問答無用」(脚本:野上龍雄、監督:工藤栄一 (C) 松竹)より

中村主水が寅の会のセリにかけられたのは既に書いた。

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中村主水は警戒したのだが、セリ落とした一味の次郎次(阿藤快)は抜け駆けして中村主水に取引を持ちかけたのだが、それを観ていたものがいた。それが死神(河原崎健三)である。この男、殺しの現場を監視したりしているのである。

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今回は中村主水の家の近くに潜んでいた。次郎次が走り去った、落ち葉が積もったところからジャンプして登場。穴を掘らないと入れないような高さだったが…夜なのに遮光器を装着して登場。思わず次郎次は立ち止まり

次郎次「誰だ?」

死神は即座にこう返した。

死神「虎ハ取引ヲ許サナイ!」

懐から出すのは縄のついた銛。

死神「殺ス!」

次郎次は悲鳴を挙げて走ったが、銛は首に命中。即座にCMに突入するのであった。

死神が遮光器をしたり銛を武器にするのは工藤栄一監督の発案。死神は監視役かつ虎の用心棒なのだ。だが、何故か中村主水が鉄の仲間になっているのに気づかなかった。

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それが何故なのかはわからない。そしてこの事は最終回の重要な伏線にもなったのである。たまたまなったのかもしれないけど。