復職(助け人走る)

『助け人走る』第33話『忠誠大心外』(脚本:石川孝人、監督:三隅研次、(C) 松竹)より。

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第33話 忠誠大心外 1974.6.1

 密命を受け妻に去り状を渡し死をも覚悟し阿波に潜入の男、そして夫を信じ待つ身重の妻、遊び金欲しさの江戸家老に悉く裏切られ踏みにじられる。妻の側から利吉たちが、夫の側からは旅先で関わった元締が金を託されていた。藩邸に忍び再会を果たす助け人たち、久し振りに全員揃った席で仕掛けにゴーサインが出される。

 ロケ地、行き暮れる日田の妻を助けるしのの茶店、今宮神社高倉下。元締が旅先で木彫の仏を寄進の寺、不明。藍屋に差し出された日田の妻が入水しようとする橋、中ノ島橋。阿波から戻る途次、街道で襲われる日田平之助、桂川松尾橋下手右岸堤。須坂藩邸、相国寺大光明寺(門、塀)。

あらすじは上記の通り。頭領が久しぶりに登場し、江戸に残った助け人と並列処理で話が進む。

配役は次の通りだ。

  • 日田つや - 松本留美
    頼み人。平之助の妻で平之助の子供を身ごもっている。文十郎としのと知り合い、夫を探し出してくれと頼む。最終的には自害して果てる。
  • 日田平之助 - 石山律雄
    頼み人。阿波に潜入し藍玉の情報を入手。阿波から戻る途中で襲われ、逃げ込んだ小屋にいた清兵衛と遭遇。彼から話を聞いた清兵衛が彼を送り、江戸に戻る事になる。最終的には坂田の指示によって石坂に斬られる。
  • 藍屋徳兵衛 - 稲葉義男
    藍問屋。蜂須賀家がバックについていて阿漕に儲ける。借金の形として、つやを要求。つやとの事後、文十郎とお吉により、つやはなんとか助け出された。
  • 坂田源左衛門 - 外山高士
    標的。須坂藩江戸家老。藍屋から須坂藩が借金をしている。藍屋の要求を飲み、つやを差し出そうとする。千両の公金横領の真犯人である。さらには平之助が入手した情報を利用して藍屋と取引をする。文十郎に兜割で刺し殺される。
  • 佐々木兵衛 - 牧野義介
    標的。須坂藩士。平内に刺される。
  • 石坂 - 内田勝正
    須坂藩士。坂田の指示で平之助を斬った。
  • お染 - 原田あけみ
  • 僧呂 - 南部彰三
    清兵衛が彫った仏像を寄進した相手。
  • 侍 - 浜伸二

今回は(当時の)助け人が全員揃う。現場で頭領と遭遇する利吉、文十郎、平内の行動がみもの。しのとお吉、そして龍も揃って再会。

清兵衛「皆さん、やっていただけますな。」

となるのである。なお龍はプロレス技で雑魚を倒している。