遠鉄バス北遠本線

今日は遠鉄バス北遠本線に乗りました。この路線は元々遠州鉄道が走らせた路線を国鉄が奪い、その後JRバスが撤退して遠州鉄道の運行に戻ったという経緯があります。なぜ国鉄が奪ったのかというと、当時国鉄佐久間線を遠江二俣と中部天竜の間に建設する計画があり、その先行開業という意味合いがあったからです。現在は水窪町バス停と西鹿島駅の間を天竜川に沿って結んでいます。なお、水窪町バス停はJR飯田線水窪駅から歩いていけるところにあります。水窪駅最寄りのバス停は水窪駅入口ですが、このバス停と水窪町バス停は隣です。水窪町バス停には待合室が併設されており、洋式トイレもあります。すぐそばにはスーパー…というよりはよろず屋があるので食料も調達可能です。他にも食堂があります。


水窪駅付近の道路は二車線なのですが、途中の道路は狭いです。どれくらい狭いかはこちらの写真や動画を御覧ください。

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ご覧のとおり、この区間では若干肝を冷やします。JR飯田線とは相月駅まで並走するのですが、ほとんどがこの程度の道幅しかありません。このあたりは崖崩れもしょっちゅう起きており、天竜川の対岸を見たら飯田線のすぐそばが崩れている箇所さえありました。ただ、旧佐久間町内に入ると二車線の道路が続くので一安心です。


乗客の方は途中入れ替わりがあったものの終始5名足らず。うーむ。国鉄佐久間線が建設中止になった理由がわかる気がします。開業したとしてもさほど多くの乗客は望めなかったでしょう。なお、道の駅天竜相津花桃の里付近も通りますが、そのすぐそばにある船明ダムのダム湖には国鉄佐久間線の建設跡を転用した橋がかけられています。youtubeに載っているこちらの動画にも少しだけ写ってますね。2分10秒くらいから見えています。


本数は少ないですが、西鹿島駅付近を除いて風光明媚なとこを走ります。飯田線の本数も少ないので水窪町への便は良くないのですが、一度乗ってみることをお勧めします。