フィクションなどから拾う情報処理用語? その193 ハニートラップ(電子戦隊デンジマン)

電子戦隊デンジマン 第19話「私の星の王子さま」(脚本:上原正三、監督:広田茂穂、技斗:山岡淳二 (C) 東映東映エージエンシー)より

ベーダーは太陽エネルギーを元にして動く「太陽熱モーター」であるクリーンエンジンの開発を妨害していた。完成すればベーダーの好む排気ガスは出なくなるので当然、ベーダーは開発者グループを襲ったが、デンジマンが察知して妨害。だが重傷を負った白井チーフ(佐々木敏)達に代わって黄山の友人である松本直也(武見潤)が設計を独りで行なうことになった。

手をこまねいて見ているベーダーであるわけがない。早速、ベーダー怪物が誕生。声はいつもの飯塚昭三さんで名前は

ガマラー「ベーダー怪物セブンティーン(17)、ガマラーにございます。」

ヘドリアン女王は御満悦。サンバルカンの頃とは違って威厳があったような気がする。

ヘドリアン女王「ガマラー、お前の使命は星の王子になることじゃ。」
ガマラー「星の王子。」
ヘドリアン女王「左様。星の王子になって可愛い娘を誘惑するのじゃ。」

ガマラーは巻物を咥えた少年の姿に一度なった後、星の王子様の姿になった。

さて途中で「透明ドリちゃん」の青山虎男もとい大石源一(安藤聖一)が北海道へ旅立った。源一は「日本一の牧場主になってみせるよ」と言ったが、その後、早川健が「ただし、日本じゃあ、二番目だ。」という場面が入るわけがなく、話は進行。星の王子様は松本の妹のなるみ(谷田川知恵)への接近に成功。なるみは一目惚れし、作戦は成功…したかに見えたが、デンジマンが察知。なおも星の王子様を庇うなるみをみて

デンジレッド「仕方がない。君には見せたくなかった。」

鏡を見せると写っているのはなるみとガマラー。

松本なるみ「きゃあ。」

なるみは失神してしまった。なお、この後の名乗りは凝っている。各自の色のバックに名乗るので絶対新撮であろう。もしかしたら鈴木清順監督の影響もあるのかもしれないねえ。

そして事件解決後、なるみは(おそらく)荒川の河原でピンクの風船を飛ばした。

大平透「少女は心の星の王子様に別れを告げた。デンジマン達は見た。事件を通して一段と成長した少女の姿も。」

風船は高く飛んでいくのであった。なおなるみは12歳。と言う事は私より1学年上でしょうね。それは微妙なお年頃です。