就職(あまちゃん)

あまちゃん 第14週「おら、大女優の付き人になる」第81話(脚本:宮藤官九郎、演出:吉田照幸 (C) NHK)より

動きがあったのはユイだけではない。

さてある日の夜。アキ(のん)は水口(松田龍平)に連れられて無頼鮨に来た。待っていたののはなんと鈴鹿ひろみ(薬師丸ひろ子)。誰かと一緒にカウンターに座っている。

鈴鹿ひろみ「こちらが今話してた…」

しかし名前が出てこないので

天野アキ「天野アキです。」

それを受けて

鈴鹿ひろみ「ここにいるのがBS時代劇静御前』のスタッフ。」

水口とアキとスタッフは挨拶を交わした。

鈴鹿ひろみ「というわけで明日は8時回しだから、6時半に西口玄関。よろしくね。」

突然、そんなことを言われてアキは怪訝な顔。

水口琢磨「(鈴鹿に)すいません、まだ彼女何も。」
鈴鹿ひろみ「あ、そうなの? (アキに)付き人を探してたの。」

驚くアキ。

鈴鹿ひろみ「オラ、付き人になるだあの巻よ。お願いね。」

聞いてないよーという感じでアキはこう答えた。

天野アキ「あららら。どうすべ。ちょっと考えさせてもらっていいですか。」

一瞬、鈴鹿ひろみの表情が曇ったが

鈴鹿ひろみ「ジョジョ。」
水口琢磨「すいません。まだ子供なんで。」 

とりあえず、鈴鹿ひろみの隣にアキは座らされた。アキの隣に水口が座った。色々話をした後、なんと鈴鹿ひろみはユイが上京できなかったことを細部(よしえが失踪した)まで知っていた。

アキ「あら、なんで知ってるんですか?」
鈴鹿ひろみ「彼から聞いたのよ。」

なんと驚くことに、種市(福士蒼汰)が無頼鮨に寿司職人の姿で戻ってきていた。

アキ「ジェジェ。」
鈴鹿ひろみ「ジェジェか。あ、だよね。ジョジョは奇妙な冒険よねえ。」

と小ネタの説明(?)をして笑い出した。微妙な空気に戸惑うアキ。水口も種市に気がついた。

水口琢磨「あれ、君、たしか潜水土木の。」
種市浩一「ども。」
天野アキ「どうもじゃねえべ、先輩。田舎さ帰るんじゃなかったのか。」

この後、梅頭(ピエール瀧)は言った。

梅頭「こないだの説教が効いたみたいだよ。」

第79話でのアキの「説教」が流れた。

天野アキ「オラの初恋の相手はこんなちっちぇえ男だったのかよ。」

そして梅頭は、その後、二、三日後くらいに種市が入りたいとやってきた事を話し、最終的にアキは鈴鹿ひろみの付き人になるのであった。