フィクションなどから拾う情報処理用語? その46 なりすまし (必殺仕掛人)

必殺仕掛人 第31話「嘘の仕掛けに仕掛けの誠」(脚本:國弘威雄と鈴木安、監督:長谷和夫 (C) 松竹)より

 

あれは3年前。ちあきなおみの歌を思い出すけど、本当に3年前。番頭にまで上り詰め、先代の旦那に認められて丸幸の旦那になった定吉(井上孝雄)は今は無頼の博打打ちに成り下がった生き別れの双子の弟伊之助(井上孝雄)とばったり再会。以後、時々会っていた。というのは最初では語られず、後で語られるのだが、この記事の構成上、時系列順で書かざるを得ない。

そして(時代劇だが)現在。奥様のおとせ(万里昌代)は手代の清七(小島三児)と一緒に旦那の定吉を殺害し、(おそらくロケ地は嵐山)竹林の中に埋めた…筈だったのだが、何故か定吉が帰ってきたから驚きだ。定吉は店の者の名前を間違えることなどなかったし、仕事も卒なくこなしていたのだが、おとせはやはり何かが違うことに気がついた。そこで素知らぬ顔で音羽屋半右衛門に「偽旦那」殺しを依頼して、藤枝梅安御登場となるのだが、さて真相は如何に。実はこの記事にヒントが書いてあるのだが、意外に面白い構成なので続きは映像で確認してほしい。いつもながらずるいオチだが元ネタの方も意外な伏線(?)が貼られていてずるいオチになっているのだあ。