フィクションなどから拾う情報処理用語? その52 なりすまし (新・必殺仕置人)

新・必殺仕置人 第3話 「現金(げんなま)無用」(脚本:村尾昭、監督:松野宏軌 (C) 松竹)より

 

今回も色々あって寅の会が開かれた。

神田の橋(「端」かもしれない)に
沖田正勝かなあ

虎漫筆

なんと頼み料は300両!

最終的に念仏の鉄(後の話でわかるが殺人狂らしい)、玄達(今井健二)、もう一人の争いになり

鉄「83!」
虎「待ちなさい。セリはこれまで。3人の入れ札で決めることにしよう。」

確かこれが虎の初台詞でなんと藤村富美男(元阪神タイガース)さん自身の希望で喋ることになったとのこと。
棒読みすぎるが本人の希望では仕方がない(そうか?)
で結局、鉄も玄達も入れ札でハズレてしまった。
当然、鉄の仲間は文句を言い、主水に至っては安くてもいいじゃないか(これは未だマシ)とか、寅の会を通さないで受けろ、とか、危険極まりないことを言い出す始末であった。

だが話はこれで終わらない。仕置を競り落とした仕置人が沖田正勝の屋敷へ(表稼業は大工らしいが)行ってみれば、既に沖田正勝は亡くなったとのこと。そして死神と共に墓を暴いてみれば、なんと沖田正勝の死因は背骨折り!

当然、念仏の鉄が疑われてしまうので、その疑いを晴らすために他のメンバーが駆けずり回る羽目に陥った、というのが今回の筋。

まあかなり面白く、死神の監視がしっかりあるにも関わらず、巳代松、正八、おてい、そして、中村主水が結構自由に鉄のいる観音長屋に出入りしていることに目を瞑れば楽しめること間違いなし。結構凶悪な場面もある。なお裏切り者は虎自身が仕置きするが、これも遊びすぎなのだ。何しろ武器は物干し竿。バットにしか見えない棍棒なのであーる。