スケープゴート(新・必殺仕置人)
新・必殺仕置人 第26話「抜穴無用」(脚本:松原佳成と嵯峨忍、監督:松野宏軌 (C) 松竹)より
追いかけて行ったものが月見屋敷の辺りで忽然と消える話が南町奉行所でも問題になり始めていた。その情報を南町奉行所にも出入り自由な岡っ引の権太が入手して月峰(灰地順)と尾関一心(南原宏治)と相談。その結果、
権太「ですから、この際、誰かを突き出して、疑いを晴らした方が良いんじゃないでしょうか。」
となり、選ばれたのが予めお金を払って雇っていた清次(芦屋小雁)である。ちょうど故郷の近江にいたさよ(志乃原良子)が江戸に来ていた。清次の母がなくなったというのだ。清次は十両も渡された。思わず清次は貸してくれたのかと思ったのだが
月峰「返さなくてもいい。こっちの方こそ、頼んでおるのだ。」
何の疑いも持たずに話に乗ってしまった。まず賭場へ行き、役人が踏み込んでくるのでお月見屋敷へ逃げてくればいい、念の為、匕首を持っていけ、と言われた清次は言われたままに行動したのだが清次は権太にぶっ殺されてしまった。
清次「なんで。なんでやねん。」
それを
権太「あの野郎、胸を刺して死にましたぜ。」
と報告されてしまった。
この事件を知り
さよ「憎い。あいつらが憎い。巳代松さん、どうしたらうちの人の恨みが晴らせるんです?」
続きは映像でご確認を。