フィクションなどから拾う情報処理用語? その89 エイリアス(翔べ! 必殺うらごろし)

翔べ! 必殺うらごろし 第16話「病床で危篤の男が銭湯にいた!」(脚本:山浦弘靖、監督:松野宏軌 (C) 松竹)より

 

さて先ほど小ネタを拾った。

hirofumitouhei.hatenadiary.org

ところがところが、直後から急に極悪な話になってしまう。やはりこわい。やはり便利なサイトから拾いましょ。

agua.jpn.org

第16話「病床で危篤の男が銭湯にいた!」1979.3.23

 正十が見る怪異は幽体離脱、銭湯に現れる寝たきりのはずの大旦那。不思議を引き起こす背景は、財産をめぐる醜い感情。博打狂いの倅と好色な娘に愛想が尽きた大旦那は、お気に入りの三助に遺産をやろうとするが、悪党の欲に火をつけてしまう。

ロケ地
・お孝が脅迫される材木置場、斉宮神社脇か。
・番頭が土左ヱ門で見つかる川、中ノ島橋下手右岸河川敷。
・仕置に走る先生、河原か(礫)。
・以蔵を仕置する若、大覚寺天神島(木に吊るしサンドバッグ殴り)。
・ナレーションに大内辻堂とボタ山のバンク映像。
*舞台は江戸、おばさんは子探しで不在。何度も出てくる大旦那のエイリアスが見もの。
*正ちゃんの鼻歌は「茂作ぅ~茂~作ぅ~」。

結構凝っているけどここは安直に(?)幽体離脱を「エイリアス」としておきましょう。山浦さんも昔担当していた「ザ・ガードマン」「七人の刑事」などでも出てきそうな話かな。「ウルトラセブン」も書いているけど深読みすれば刑事ドラマにも出てきそうな話にもなっているしね。

さて被害者はこんな感じ。

  • 朝吉(鶴田忍):三助
  • お孝(今出川西紀):大旦那の娘。バカ息子と組んだが欲をかきすぎて…
  • 藤兵ヱ(須藤健)
  • 信吉(近藤準)

他にもいるけどね。

さて今回はおばさんが不在。というわけで叫ぶ魂を鎮めるための殺しの分担はこんな感じだろうか。

先生が殺すのは大旦那の親不孝の子供で若がボコボコにするのはそれに便乗した十手持ち。井上昭文は親不孝者の共犯だが時代劇などではこういう役が多いのだが、特撮物ではコンドールマンレインボーマンが有名ではないだろうか。若は裁縫をする。男装しているけど女性らしさはちゃんと持っているのだ。鶴田忍は必殺仕業人が有名か。今出川西紀は初の悪役と思いきや、最終的には殺されてしまう。

ただやはり恐い描写が多くてねえ。