フィクションなどから拾う情報処理用語? その114 防具(バトルフィーバーJ)

バトルフィーバーJ 第47話「怪!謀略の草野球」(脚本:曽田博久、監督:広田茂穂、技斗:金田治 (C) 東映)より

最近、WBCで日本は盛り上がった。私自身は運動が苦手なので野球をする事などできないが、野球観戦自体は元々好きだった。今は亡き大阪近鉄バファローズ主催の試合は今は亡き藤井寺球場と今は…これは未だあるのか、旧大阪ドームこと京セラドームにも足を運び、北海道日本ハムファイターズが札幌ドームから本拠地を移転する前は全13球団全ての本拠地球場へ足を運んだと言っても過言ではなく、さらには地方開催の主催試合にも足を運んでいた。北海道では雨天ノーゲームとなった釧路も含めて、帯広、旭川、函館にも足を運んだりした。挙げるとキリがないので、ここでやめておこう。そして開門からヒーローインタビューまで観るのが基本なので、イチロー田口壮がライトとレフトの定位置についたまま、内野陣がマウンドに集まる合間にキャッチボールをして肩を冷やさないようにしているのを観ると、本当に地肩の強さを堪能できて凄いと思うのである。プロの選手の持つ技能に興味があるのだ、どちらかと言えば。だから勝ち負け重視になりがちな昨今の様子を見ると逆に白けてしまうのだ。ミーハーはそこまではみないだろうから。

さてそういう私がどうしても見逃せない場面がバトルフィーバーJにあるのだが、その前に、題材を防具にした理由を説明しよう。私が以前働いていた会社のある部署では、情報処理の女性研究員はほぼ全員、このようなエプロン、すなわち防具のようなものを着用していた。電磁波の影響が考えられたからである。たとえばこういう製品がある。なお検索して引っかかったのを拾い上げただけなのであくまでも事例である。

www.emf110.com

最近働いている職場で女性がこのようなものを着用しているのを見かけないし、古巣が今どうなっているのかも知らないが、兎に角、防具を使っていたのである。

さて野球はどうかといえば、プロ野球の試合がまさにそうだが、捕手も打者も色々な防具を着用している。これは投手の投球が危険だからで、実際に、頭部への死球が原因で選手生命を縮めた水谷実雄選手のような事例もある。一歩間違えば死ぬ事もありうるのだ。だから色々な防具を着けているのである。

というわけでやっと本題に入る。色々あって、時速200Kmもの球を投げられるようになった左腕投手の堀内豊(日吉としやす)の投げる球を汀マリアが打つ事になった。捕手は曙四郎が務めることになった。球速自体があり得ないと思うかもしれないが、これはエゴス怪人の仕業なので置いておこう。汀マリアが打つ方法を会得した手順もとりあえず置いておこう。倉間鉄山将軍自らの指導によるものだから。問題はここからだ。

さて汀マリアはバット一本持って打席に立った。ヘルメットも被らず、打者が着用する色々な防具も着用せずにだ。そして曙四郎はミット…グローブかもしれないが、兎に角それだけを手に着けた状態で時速200Kmの投球を捕ろうとしていた! マスクもプロテクターもレガースもなしにである! そして曙四郎は堀内豊の投げた球を汀マリアが打つ段になって、こう叫ぶのだ!

曙四郎「危ない!」

これを観て私はこう言いたくなった。あなたも危ない。さて実際の結果はどうなったのかは映像で確認してほしい。