フィクションなどから拾う情報処理用語? その151 境界(交通系ICカード)

さてエリアがあるなら境界がある。交通系ICカードも会社ごとに境界があるのだが、今のところ、運賃の計算は改札機で処理することになっているので、計算の組み合わせ、もとい、利用地域が広がった場合の計算を減らすために境界の駅では次のように会社の営業エリアごとにタッチする改札機を分けている。写真は熱海駅だが、「湯河原⇔三島」のように会社の境界(この場合は熱海)を跨ぐ区間では基本的に交通系ICカードでは乗車はできず、乗車券を買って乗車することしかできない。JR東日本から来た人は左側の黒色の改札機、JR東海から来た人は右側の水色の改札機を通るようになっている。

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なおJR東日本では組み合わせが増えて、もとい、利用地域が広がってもなんとかなるように運賃計算を改札機ではなくてサーバで行なう方法も試行することも考えているのだが、ネットワークで障害が起きた場合に運賃計算できないという弱点もあるというのも頭の片隅に入れると良いかもしれない。