隔離?(新・必殺仕置人)

新・必殺仕置人 第14話「男狩無用」(脚本:安倍徹郎、監督:渡邊祐介 (C) 松竹)より

さてここは下谷金杉にある戸田家の下屋敷。寅の日だと気がついた鉄は「父親の祥月命日ゆえどうしても墓参りをしたい」と嘘八百を言って宿下りを願い出た。志乃(戸部夕子)からそれを聞いた新三郎(森下哲夫)は鉄を始末しようと立ち上がったが小夜(渡辺とく子)は宿下りを許す事にした。

小夜「今日一日だけ許しましょう。ただし志乃、お前があの男をつけるのです。ここに戻るまで、一時もそばを離れてはなりませぬぞ。」

というわけで鉄は下屋敷から出ることに成功したのだが、志乃の監視がついていた。鉄は墓参りというのが嘘だと明かした後、

念仏の鉄「逃げたらどうするね?」
志乃「生かしてはおきません。」

というや否や、志乃が手裏剣を投げた。手裏剣は鉄の草履の踵に刺さった。

念仏の鉄「ほう、器用なことやるなあ。」

これは逃げるのが大変だ。

志乃「お前を殺すぐらい、わけのないこと。」
念仏の鉄「いや、まだ殺されたくねえねえ。おめえを抱くまではよ。」

次の場面でどっかの出会い茶屋で情事を行なう鉄と志乃の様子が映った。そして情事が終わった後、余韻に浸る志乃を置き、寅の会へと一目散と走る鉄が映るのであったが、ここからどうなるのかは映像で確認してほしい。