情報拡散(新・必殺仕置人)

新・必殺仕置人 第9話 「悪縁無用」(脚本:保利吉紀、監督:松野宏軌 (C) 松竹)より

さて夜になり、巳代松がおりく(佳那晃子)の錦絵を観てポーッとなっているとなんと本物のおりく姐さんが巳代松の長屋に入ってきて

おりく「匿ってください。お願いします。」

その夜は念仏の鉄の家(女郎屋へ行っていたので留守だったのだろう)に巳代松は泊まり、朝、おりくは自宅に戻った。鉄が巳代松を叩き起こした時はおりくは置き手紙を置いて立ち去った後。以来、巳代松はおりくの事を忘れられなくなってしまった。

さておりくの自宅にはおりくの息子の文太(吉田隆之)を世話しているおうめ(松井加容子)が文太を連れてやってきたのだが、おりくは文太を連れて帰るようにおうめに頼んだ。その理由は

おりく「とうとう見つかってしまったの。」
おうめ「え?」
おりく「夕べ、音吉(早川保)に追いかけ回されたの。」

おうめは驚いて聞いた。

おうめ「どうして、江戸にいる事が、音吉の奴に?」
おりく「きっと錦絵のせいよ。」
おうめ「錦絵の。」
おりく「お大名のご家来衆がお国に帰る時に江戸のお土産にあれを持ち帰るらしいの。」

おうめも合点が行った。

おうめ「それで堺くんだりまで。」
おりく「女将さんがどうしてもって言うもんだから、つい断り切れずに。なので芸者で売り出したのがいけなかったのね。」

この後、寅の会が開かれるのであるが、どうなるのかは映像でご確認を。