オープンソースカンファレンス2011 Oita訪問記

今日は大分で行なわれたオープンソースカンファレンス2011 Oitaへ行って参りました。


実を言うと、先週土曜日朝までは大分へ行くつもりはありませんでした。というのは九州新幹線全通記念に3月12日に鹿児島まで行く予定だったからです。二週連続で九州へ行くのは金銭的にも肉体的にも辛いので必然的に3月19日への大分行は考えてもいませんでした。しかし、3月11日の地震で情勢は変わりました。地震の影響で九州行きを取りやめたため、三連休中に鹿児島へ行くついでに大分まで行こうかと考えました。3月13日の時点ではサンライズで岡山まで行ってそこから新幹線と特急を乗り継いで大分まで行く予定でした。一コマ目には間に合いませんが、これでやむなしと思いました。


ところが3月13日夜に事態は一変しました。東京電力輪番停電を行なうことを発表したのです。以後、鉄道のダイヤは乱れに乱れ、サンライズが運転されるかどうかわからない状況になりました。だがそれがかえって幸いしました。輪番停電の影響で3月18日に会社は15時半で終了。私はサンライズの切符を乗車変更し、その日のうちに小倉まで移動することに成功しました。


というわけでオープンソースカンファレンス2011 Oitaの一コマ目に間に合いました。一コマ目は宮原徹さんの担当です。実行委員の江原さんから諸注意の説明があった後、東北で被災した人達に向けて黙祷が行なわれました。その後、宮原さんの発表が始まりました。宮原さんのお話によれば、東北関東地震を受けてオープンソースカンファレンス2011 Oitaを中止しようという話が持ち上がったのだそうです。しかし、宮原さんが「こんな時だからこそやりましょう」と言ったため、開催されることになったそうです。私は開催して正解だったと思います。九州は地震の被害を全く受けていないのです。被災者の心情を慮ってという意見もあるでしょうが、この催しを楽しみにしている人だっているのです。私も地震の影響で不自由な生活を送っていますが、無事だった人まで無理する必要はないと思います。ただ被災者にも支援したいとの趣旨から会場には募金箱が設けられていました。私も千円寄付しました。募金は4万円以上集まりました。日本赤十字に寄付されるそうです。


2100人以上集まった東京に比べると大分の催しは小じんまりとしていました。発表会場は3箇所。12時台は何も発表が行われずLTも17時で終了。でも規模の大小だけで成功か失敗かが決まるわけではないと思います。Twitter上でも大分で開催されてよかったという声があがっていましたし、展示場にもたくさんの人を見かけました。充実した催しだったと思います。


今回は懇親会はパスし、小倉の宿に戻りました。帰りのソニックの車内で食べた炙り鯖寿司は美味しかったです。大分といえば関アジに関サバ。次回は関アジの方を頂きたいです。


次回は神戸での開催。神戸の実行委員の人達は東北関東大震災を受け、阪神淡路大震災を経験した自分たちだからこそ何かをしたいと考えていらっしゃるようです。またオープンソースの枠を超えた催しである神戸ITフェスティバルを前日に開催する予定です。今のところ、私は両日とも出席する予定です。どんな催しになるのか、今から楽しみにしております。


また名古屋の方も盛り上がっています。ITフェスティバルこそ開かれていませんが、この催しを大いに意識しています。来年あたりはなにか動きがあるかもしれません(ないかもしれませんが)。