オープンソースカンファレンス2011Hokkaido訪問記

今日はオープンソースカンファレンス2011Hokkaidoへ行ってきました。とはいうものの行きは平坦な道のりではありませんでした。前日の2011年6月11日(金)の20時30分に出発する便に乗るべく私は定時後に出発しようとしたのですが、そこへ次のメールが届きました。

6月10日(金)JAL0531便は条件付きでの運航となりました。
 ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

 ■条件付き運航内容 6月10日(金)17時49分 現在
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 │【便情報】
 │ 6月10日(金) JAL0531便
 │ 東京羽田 → 札幌千歳
 │ 定刻 20:30 - 22:05
 │ 搭乗口 18
 │
 │【条件付き運航】
 │ 札幌千歳空港 霧のため引き返すことがあります。
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いやあ、困ってしまいました。もし羽田空港へ引き返すことになったら羽田に着くのはおそらく23時半。宿もみつかるかどうかわかりませんし、OSCの会場に10時までに着くのも怪しい状態になります。私はビクビクしながら飛行機に乗り込みました。が、心配は杞憂に終わりました。新千歳空港は少しガスっていたものの着陸には支障ありませんでした。こうして私は札幌まで行くことが出来ました。


翌日。一コマ目はMoodleの発表を聴きました。私は以前e-learningをやっていた関係で、このネタは懐かしかったです。調べ物学習にも使えそうです。ただバージョンアップ時に教材を流用することが難しいなど、課題もあるようです。なお、発表者の不破さんは私の元上司である加藤泰久さんの作ったシステムの評価にも協力いただいた方です。一言ご挨拶いたしました。不破さんはLTの司会をなさったり、懇親会LTの発表もされたりしておりました。他にAPT攻撃のこわーい話やSamba、Wiresharkのお話を聴きました。Sambaのたかはしもとのぶさんとは懇親会終了後、おみやげを買っている時に遭遇。私の愚問にも丁寧に答えていただきました。本当に腰の低い方です。


途中にわか雨が降ったもののそれ以外は天気にも恵まれていました。私はその混雑ぶりに驚いておりました。それもそのはず。昨年よりも150名以上多い600名の方が来場したそうです。配布されたバッグは今回からSRAのロゴが入った布製の物に変わりました。恒例となった東日本大震災の被災者への義援金は10万円以上集まりました。ただ、1000円以上募金すると配布する予定だったトートバッグはあまりが出たため、宮原さんがLT開始前に投げ売りする事態に陥りました (^^; ちなみに原価も話されていました。


会場では電源確保に苦労しました。電源が封鎖されていたからです。電力使用量の契約関係の問題なのでしょう。携帯電話については携帯用のバッテリーを持ち歩いているので何とかなりましたが、Vaio Pは使用時間を絞って対応せざるを得ませんでした。


懇親会はアサヒビール園の2階にあるホールを借りきって行なわれました。18時に本番が終わり、懇親会開始が19時半とのことだったので、私は一回ホテルに帰って荷物を置いてから行ったのですが、19時20分頃に着いた時は既にジョッキが空になっていた人大多数。みんな、早いよ。会場は既に満員でした。190名参加したそうです。私はビールジョッキを飲み干した後、赤ワイン、白ワイン、黒ビールのジョッキを飲んだらすっかり酔っ払ってしまいました。10名発表した懇親会LTもよい気分で聴いていました。そんな状態でしたので名刺交換はなし。まあいろんなコトをしたので名前が知れ渡らない方がよかったかもしれません (^^;


懇親会は21時30分くらいに終了。それにしても道内各地から大勢の人が集まりました。函館や北見や釧路からも来場者がありました。でも北見からだと公共交通機関利用で「諭吉さん」が居なくなってしまうとのこと。これでは自家用車利用者が増えてしまいますよね。北海道は広いですが、勉強会事情は過酷なようです。どうしても札幌が中心になってしまいますから。


今回の発表では聴講者がどんどん質問されていたのが印象的でした。MoodleもSambaも導入したいと考えている方が多数出席していたので自然と質問が多くなったのでしょう。


さて次回は京都での開催。祇園祭と重なっています。私は既に宿を確保しておりますが、京都以外から来られる方は早めに宿を確保した方がいいです。特に土曜日は満室のところが多いようです。