ミーティング(あまちゃん)
あまちゃん 第5週「おら、先輩が好きだ!」第29話(脚本:宮藤官九郎、演出:梶原登城 (C) NHK)より
ここは北三陸観光協会。天野アキ(のん)が北三陸高校の潜水土木科への転入が何故か議題になっていた。集まっていたのは以下の面々。
- 菅原保(吹越満)
- 栗原しおり(安藤玉恵)
- 足立ヒロシ(小池徹平)
- 天野夏(宮本信子)
- 天野春子(小泉今日子)
- 天野アキ(のん)
- 大向大吉(杉本哲太)
- 吉田正義(荒川良々)
- 長内六郎(でんでん)
- 長内かつ枝(木野花)
- ヒビキ一郎(村杉蝉之介)
アキが海女の格好をしてうに丼を売るのを辞めて南部潜りを始める事が問題視されたのである。
天野アキ「南部潜りの格好じゃダメですか?」
一同はその様子を想像。
全員(天野家以外?)「いやいや。」
その理由として挙げられたのが
長内かつ枝「顔が見えないんじゃ売れねえべ。」
装備の重さは問題にされなかったらしい。そこで
栗原しおり「でも海女は嫌なんだべ。」
天野アキ「うん。」
菅原保「いっそのこと混ぜてみたら? 首から下が海女さんで上が南部潜り。」
かつ枝の疑問には応えてはいない気がするのだが、一同、その姿を想像。その結果
全員(天野家以外?)「いやいや。」
想像する前からわかると思うのだが。そしてヒビキ一郎は海女の格好の良さを力説したが
吉田正義「良いじゃんかよ。」
と毒舌を吐いたがヒビキ一郎は無視して(?)自説を並べ立てたが
ヒビキ一郎「こんな寂れた老人とヤンキーと狐しかいない過疎の町にさ(来ないよ)。」
と言ったところで夏と春子とかつ枝が立ち上がって鬼の形相で睨みつけ、さらに夏が詰め寄ったところでヒビキ一郎は発言をやめ
ヒビキ一郎「言い過ぎました。」
と土下座。まあ余所者は往々にして上から目線になりがちだよね。でまあ結論はと言えば
天野アキ「でおらあ、潜水土木さ編入していいの? ダメなの?」
吉田正義「全然気にしてね。」
大向大吉「北鉄としては週末に海女の格好して列車さ乗ってくれればそれで御の字。」
それを聞いて
天野春子「ちょっと大吉さん。」
と異議を唱えようとしたのだが
天野アキ「乗る、乗る。それなら、南部潜りやって良いんだね。」
と結論が決まりかけたのだが、天野春子はこう力説するのだった。
天野春子「ちゃんと考えなきゃダメ!」
思えばこれは春子の実体験に基づいた発言なのだが、これをアキや視聴者がきちんと知るのはもっと先。さらに
天野夏「(海女を)やめさせてどうするんだ?」
という発言で春子もアキの事をきちんと考えていなかった事も露呈し、結局、学校で三者面談を行なって決める事になったのであった。
結局、皆、よく考えていないというのがわかるよね。いや、春子と夏はアキのことを考えていたかもしれないけれど。