別名(あまちゃん)

あまちゃん 第10週「おら、スカウトされる!?」第55話(脚本:宮藤官九郎、演出:梶原登城 (C) NHK)より

話は前後するが海女カフェが開店する前、観光協会と北三陸鉄道の面々は海女カフェの構想自体には理解を示しつつも

菅原保(吹越満)「ただ海女達の相手をするのがめんどくさい。」

と難色を示していた。大向大吉(杉本哲太)達もその意見に賛成。足立ヒロシ(小池徹平)がとりなそうとすると

吉田正義(荒川良々)「ババアで行きましょうよ、もう。アキちゃん以外は全員ババアでしょ。女子高生 with 5人のババアでしょう。」

と言い出す始末。以後、みんなの別名をつけ出した。

大向大吉「トップは夏バッパだ。あれは元気で頑固だから始末が悪いわ。」

だの

大向大吉「しかもNo.2のかつ枝さんが金に細えんだ。」
吉田正義「メガネ会計ババアね。」

だの

菅原保「漁業協同組合がバックについているからって言いたい放題なんだよな。」
大向大吉「そこで火に油を注ぐのがブティックこんのの弥生さんだ。」
吉田正義「出た、騒音ババア。ダンプ。」

だの

吉田正義「んだんだんだ。んだんだんだ。1の2面でコイン集めてるのか!」
菅原保「(笑)」
大向大吉「そして油断ならねえのが美寿々さんだ。」
吉田正義「フェロモンババア。」
菅原保「ある事ねえ事言いふらして焚きつけんだよな。」

と言いたい放題。そして最後は

大向大吉「んだ、あれ、あれだ、安部ちゃんの代わりに来た、白い」
吉田正義「白ババアね。」

省略したが別名を名付けると即座にリアスで海女達がクダをまいている様子が映る仕掛けとなっていた。

菅原保「何に怒っているのか、わからない。」

そして観光協会では好き勝手言い放ってスッキリしたのだが

大向大吉「あれ、さっきからおとなしいねえ、足立くん。」

この流れでヒロシは海女カフェ担当にされてしまったのであった。