検知(あまちゃん)

あまちゃん 第10週「おら、スカウトされる!?」第59話(脚本:宮藤官九郎、演出:梶原登城 (C) NHK)より

天野春子(小泉今日子)が洗濯をし、洗濯物を畳んでいる時に気がついた。アキ(のん)のズボンの中に何かが入っていたのだ。

天野春子「なんだこら。名刺かな?」

アキは海女のかすりを叩いて干していたのだが、その声を聞いて動きが止まった。

天野春子「み ず ぐ…なんだろ、これ。マネージ…」

とまで読んだところで脱兎の如く駆けつけたアキは(洗濯してしまったのでしわくちゃになっていた)名刺を春子の手から奪い取った。

天野春子「なに、なーに?」
天野アキ「な、なんでもねえ。」

アキはゴミ箱に捨ててしまったのだが…

その後、春子は名刺を復元。勉さん(塩見三省)に見せていた。春子は水口琢磨の素性に気がついたのだ。水口はハートフルの業界人であることを春子は検知したのだ。この時、リアスにいたのは他には足立ヒロシ(小池徹平)、熊谷美寿々(美保純)、大向大吉(杉本哲太)、吉田正義(荒川良々)、菅原保(吹越満)といった面々。それでも勉さんはこう言ったのだが

小田勉「琥珀の、琥珀の魅力に目覚めて…」
天野春子「違うね! 琥珀なんか、全然興味ないんだよ。ただ、この店に出入りするために勉さん、利用されたの。」

衝撃を受ける勉さん。

小田勉「ジェジェ。」

他にも衝撃を受けたものがいた。

熊谷美寿々「じゃあ、あたしも?」
天野春子「そうかもね。情報得るために利用されたのかも。」
熊谷美寿々「ジェジェ。」

ヒロシは気がついた。

足立ヒロシ「アキちゃんがこれを持っていたということは…」
天野春子「当然、ユイちゃんもスカウトされているでしょうね。」
菅原保と大向大吉と吉田正義「ジェジェ。」

ヒロシは色々思い当たることがあった。ユイが親に反抗したり、東京の賃貸情報を取り寄せたりしていたのだ。そして春子はヒロシに太巻こと荒巻太一の載っている雑誌を見せた。

菅原保「あ、こいつ知ってる。敏腕プロレスラーの…」
天野春子「プロデューサーの荒巻太一、通称『太巻』」

それを聞いてヒロシはピンときた。

菅原保「ピンときちゃった?」

ヒロシは思い出した。

hirofumitouhei.hatenadiary.org

足立ヒロシ「太巻のこと調べてどうするんだろうと思っていたんですよ。そっか、プロデューサーか。すっきりしたあ。」
大向大吉「すっきりしない!」

針の筵に座っているような状態の勉さんであった。