メモリー(あまちゃん)

あまちゃん 第10週「おら、スカウトされる!?」第56話(脚本:宮藤官九郎、演出:梶原登城 (C) NHK)より

菅原保(吹越満)、吉田正義(荒川良々)、大向大吉(杉本哲太)の3人はリアスにいた。海女カフェの担当者を足立ヒロシ(小池徹平)に(押し付けて)したので、今では血液サラサラになったと言い出す始末。店番の天野春子(小泉今日子)でさえも「言い過ぎ」と指摘した後、吉田正義は自宅にあったというVHSのテープを取り出して、リアスで観ようとした。そのテープには「潮騒のメモリー」と手書きで書かれていた。春子は驚いたが、その真意を他の3人は知らないのだろう。

大向大吉「ジェジェジェ!」

無邪気に驚く大吉。

天野夏のナレーション「『潮騒のメモリー』とは1986年の正月映画として公開された青春映画です。今や実力は女優として知られる鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)のデビュー作で鈴鹿本人が歌う主題歌は60万枚のセールスを記録しました。」

さて映っていたのは主題歌のレコードのジャケット。B面は「渚のララバイ」という題だった。さて、このナレーション、後に明かされるのだが、一部分が大嘘なのだが、今まで登場した人物の中でそれを知っているのはおそらく三人だけではないかと思う。当時は皆がそう思っていたのだが、真実はこの先の話をお楽しみに。

だがこのビデオが後に重要な役割を果たすのである。