リファクタリング(新・必殺仕置人)
新・必殺仕置人 第8話「裏切無用」(脚本:野上龍雄、監督:高坂光幸 (C) 松竹)より
さて闇の重六(名和宏)の鉄球の威力を見て、巳代松は燃えていた。バズーカ砲と言うべきものを作り上げていた。正八とおていもそこにいた。
おてい「ねえ。やっぱりやめた方がいいんじゃなーい。」
だが
巳代松「うるせえ。あの野郎が投げられる球はせいぜい十五間だ。」
と言うわけで改良のため、バズーカ砲を作ったのだ。そして試射。凄い爆音がして巳代松は反動でひっくり返った。慌てて巳代松を助け起こす正八とおてい。
巳代松「おい。飛んだか?」
だが結果は
正八「そこ。」
なんと巳代松が最初に立っていたあたりに落ちていた。二間の壁は破れなかったのだ。
巳代松「ダメだこりゃ。」
巳代松はリファクタリングに失敗したのだ。すると死神がやってきてこう言った。
死神「闇ノ重六ハ虎ガ仕置シタ。カネミ屋ハ、小梅ニイル。」
話は前後するが、実は虎自身が闇の重六と対決していた。かねみ屋達が潜んでいたお堂に貼りこの虎のオモチャが置いてあるのを見て
闇の重六「来やがった。」
そして重六は周りをかけづり回り、虎と死神と遭遇。虎は物干し竿を右手に持っていた。虎が重六に駆け寄る。重六はボールを握った。握りはナックル。
闇の重六「もっと来い。もっとこっちへ来な。良し。」
虎は立ち止まり、右打席に立った(ような立ち方をした)。鉄球を投げる重六。虎はそれを物干し竿で打ち返し、打球はピッチャーライナーとなって闇の重六がパリーンと割れたのであった。