懲戒処分(あまちゃん)
あまちゃん 第22週「おらとママの潮騒のメモリー」第130話(脚本:宮藤官九郎、演出:吉田照幸 (C) NHK)より
ユイ(橋本愛)からアキ(のん)に彼氏がいて、それが「板前」つまり種市(福士蒼汰)だと聞いてしまった、スリージェープロダクション社長の春子(小泉今日子)。
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東京に戻り、アキのクランクアップ後にアキのマネージャー水口(松田龍平)を物陰に連れ込んだ。階段の一番下の階の物陰の奥に水口を立たせて自分は前に立ち、水口の退路を断つ春子。
天野春子「いいから、ちょっと、メガネ外してくれる。」
そう言われてキョトンとしながらもメガネを外した水口だったが、その途端に春子に顎を掴まれてしまった。
天野春子「あなたがついててどう言うことよ。」
流石、元スケバン。顎から手を離すと矢継ぎ早にこう言った。
天野春子「わかってるよねえ。来年の夏まで恋愛禁止という条件で予備校のCM受けたよねえ、ねえ。」
そして何度も水口の「ボディー」に春子はパンチ。
水口拓磨「でも。」
天野春子「(水口の頭をはたきながら)でもじゃねえんだよ。」
この時、水口の手からメガネが床に落ちてしまった。それに気づいたかどうかはわからないが水口は続けてこう釈明した。
この釈明を聞いて春子が納得する筈がなく
天野春子「ジッちゃんって誰だよ、ジッちゃんって。ジッちゃんって誰だよ。」
と詰め寄った。この時、水口はメガネを踏んづけて壊してしまった。なお「ジッちゃんの名にかけて」は漫画『金田一少年の事件簿』で主人公の金田一一が言うセリフが元ネタであろう。
その後、メガネをセロテープで応急修理して無頼鮨へ行った水口は種市に
水口拓磨「と言うわけでお母さんにバレたっぽい。」
種市浩一「ジェジェ。」
と話し、さらに
水口拓磨「と言うわけで何もないプラトニックで頼むわ。」
と頼んだのだが
種市浩一「ずぶん、キスしちゃいましたけど。」
当然の事ながら
水口拓磨「聞いてねえよ。」
なお、この日は種市が初めて板場に入り、板場の修行を始めた時。梅頭は
梅頭「よそ見すんな、たね!」
と注意し
水口拓磨「調子乗ってんじゃねえぞ、この野郎、たね。」
挙げ句の果てには
梅頭「たね、たね、言われてんぞ、このたね。」
と言われてひたすら
種市浩一「すいません。」
と言わざるを得ない、たねであった。