フィクションなどから拾う情報処理用語? その118 監視(DAIGOも台所〜きょうの献立何にする?〜)

『DAIGOも台所〜きょうの献立何にする?〜』は、朝日放送テレビABCテレビ)の制作により、ABCテレビテレビ朝日系列で2022年4月4日より放送されている料理番組であり、DAIGOの冠番組である。
この番組、月曜日から木曜日は大阪の辻調理師専門学校の講師による料理の作り方の指導を受け料理を作る形式をとる。なのでDAIGOは本当に先生のやり方を観ているだけ、つまり監視しているだけの時間が非常に長い。最初期はまともに料理ができなかったので「計量だけしてる!」と言った話題がSNSで飛び交っていたものである。だが重要なのは、この形式が月曜日から木曜日までのみという事だ。
さて金曜日は山本ゆりさんのアドバイスを受けDAIGO自身で料理を作るという形式をとるというのがミソ。ここでは山本ゆりさんは本当に観ているだけ…に見えるのだが、実際には色々と指示はしている。だが手を動かすのはDAIGOだけというのも重要なのだ。当然、辻調理師専門学校の先生のような料理をDAIGOがいきなりできるわけがない。だが山本ゆりさんがアドバイスするというのがポイントで、この方は誰でもできるような料理をDAIGOに教えてくれるのだ。例えば、レンジでチンするだけで作れるカレーをDAIGOに教えたりする。これはDAIGOも大喜びで「生放送するのが夢なんですよ。」と収録中に口走ったり、後に「娘に作ってあげたりするんですよ。」と言ったりしているのだ。つまり、DAIGOも料理には興味があるから成り立った企画でもあり、金曜日は調理実習になっているのである。玉ねぎのみじん切りは包丁なしでもできる器具が売られており、確か100均でも売られていたような気がする。そう言った器具も駆使して高度な技も身につけていくのだ。ただDAIGO自身は最終的には包丁でみじん切りをすることも視野に入れているらしいことを付け加えておこう。
必然的に月曜日から木曜日でもDAIGOが料理する場面が徐々にではあるが増えており、2023年4月3日(月)の週はなんと「1年前に習った料理に1人で挑戦」と銘打ったタイトルになっており、2023年4月3日(月)放送分では「ジャガイモと玉ねぎのピリ辛炒め」をDAIGO独りで作り上げていた。さて、この先どうなるかは見ものだねえ。

ホントに計量しかしてないよ

と小馬鹿にしていた皆さんの御感想を是非伺いたいものである。もっとも私はたまたま金曜日の放送も観たから気がついただけだけどもね。野村克也ではないけれど、なんでも頭を使わなければダメなのだ。意外と雑学が役立つものだよ。

さてついでに書こう。実はこの手法はe-learningでも重要なのだ。座学と実習の組み合わせは。私が社会人に成り立ての頃はこの仕事に携わっていたので本当によくわかるし、リーダーの考えていた事に今更ながら気付かされた。だがリーダーも既に他界しているのでもう謝ることはできない。でも今気がついたから以後実践すれば良いのだ。