下請(新・必殺仕置人)
新・必殺仕置人 第10話「女房無用」(脚本:中村勝行、監督:松野宏軌 (C) 松竹)より
さて正八は相模屋惣五郎(神田隆)の調査にてんてこ舞い。以前、尾行した時は手下に追い返される羽目に陥ったので、下請けに出した。
相模屋の中を悪ガキが大勢入り回っていた。そして正八はどっかの木の下で寝ていた。
悪ガキA「親分、行ってきましたぜ。」
正八「う、うん。」
悪ガキA「(絵図を指差して)ここに三人。」
正八「な、何?」
悪ガキA「(絵図を指差して)ここに三人です。」
正八「倉庫のところか。(筆で描きながら)一人、二人、三人な。」
こんな感じで正八が寝ていたら
おてい「子分衆がたくさんですなあ。」
正八「あ、姐さん。あ、若い衆、これ、うちの姐さんだからなあ、大事に扱ってくれ。」
悪ガキ達「ヘイ。」
おてい「仕事、さっさと済ませて早く帰りなさいよ。鉄さん、待ってるよ。」
正八「わかってるよ、今、路地のところに何人、ああ、遅いなあ。ああ、しょうがない。果報は寝て待あて。」
おていの膝枕に寝ようとして頭をこづかれる正八であった。