監視 その2(新・必殺仕置人)

新・必殺仕置人 第29話「良縁無用」(脚本:松原佳成、監督:松野宏軌 (C) 松竹)より

さて正八の絵草紙屋では巳代松と中村主水も来ていて鉄が来るのを待っていたのだが、主水は鉄が「素人娘に惚れた」だの「側で見ていてお気の毒だよ」と言うのを聞き、さらに帰りが遅いので

中村主水「まあしゃあねえや。俺は見回りがあるから、またくらあ。」

と帰ってしまった。

そしてその帰り道。屋根の上の男(マキ)がいるそばで小博打を打っている連中がいた。賭けているのは屋根の上の男があとどれくらい座っているかどうかと言うこと。それを主水が見つけてしまい、連中は退散。

中村主水「てめえら、往来で博打なんかしやがって。引っ括るぞ、おめえら。」

と偉そうにほざいた後、金を見つけて持って帰ろうとした。だが

屋根の上の男「見たぞー。」

悪いことはできないねえ。仕方なく主水は金を置いて帰るのであった。