フィクションなどから拾う情報処理用語? その124 終電(カンコンキンシアター)

コサキンのラジオも復活するが、関根勤さんが座長を務める、ナンセンス軽演劇公演「カンコンキンシアター」も復活することになった。一応、オフィシャルサイトを載せておくが、この公演、かなりくだらないので閲覧するのは注意が必要。

www.kankonkin.com

さて今回は2023年4月6日(木)12:20頃のWikipediaからの引用となる。東映制作の「スケバン刑事」や「科学戦隊ダイナマン」などの脚本を書いたという過去があるとはとても思えない(失礼)スキンヘッドのメガネをかけたオジさんの山中伊知郎さんに関する逸話である。なお山中さんはイッチーと呼ばれていた。

かつては上演時間の長さでも知られ、特に会場がシアターアプルだった時代(第4回から第22回まで)は4時間を超えるのが当たり前になっていた。千秋楽では出演者の意気込みによるアドリブなどの連発などからさらに延長され、5時間近くになることもあった。マチネ(昼公演)となる日曜日の公演以外では開演は19時からなので終演は23時を過ぎ、ついには出演者である山中伊知郎が「終電が無くなるから」という理由で、途中で堂々と帰宅するようになった。この時の観客には大いに受けたが、観客にとっても終電は『カンコンキン』観劇時の切実な問題であった。原因は、通し稽古の時には少し巻き気味にしているからであり、関根も「どんなに短くしても4時間以上になる、これ以上は切れない(切るところがない)」と語っていた。スーパー・エキセントリック・シアター座長でもある三宅裕司からは、「時間を守らず(終了予定時刻の22:45を超え)毎年延長料金を払っている舞台は舞台じゃない」と批判されていた。会場が東京グローブ座に移った第23回公演(2009年)以降は、同会場の閉館時間が22時と徹底されているため、団員のリストラと演目の削減が行われ、夜公演での上演時間は以前より抑えられている。

上記は本当の話で、第22回公演(2008年)を平日夜の新宿にホテルを予約した上で観に行ったり、第23回公演(2009年)を日曜昼間に観に行った事が私はあるから事実だと言い切れる。本当に山中伊知郎さんは途中で堂々と帰宅し、関根勤さん達もそれを逆手に取って盛り上げて、お客さんに「終電の時刻になったら気にしないで帰ってください」と言いまくる始末であった、夜公演では。これ一つとっても観る人を選ぶのは間違いないのだが、最近は何故かチケット予約に苦労するのも本当の話なのである。