模倣品 その2(コサキン)

これは私の3回あるリスナー休止期間の間に起きた事件だが、3回目のリスナー復帰期間にコサキンの歴史を振り返った時があり、その時にも流されたので大まかな内容は知っている事件である。放送日時は1985年2月23日深夜24:00-25:00。TBSラジオの『NISSANミッドナイトステーション ザ・欽グルスショー』で起きた。なおテレビではTBS系列で『少女に何が起ったか』が本放送されていた。

関根勤は最初のCMの最中に「お腹いたーい。今、CM何分ありますか?」と言ってブースの外へ出て行った(そうだ)。ところが外へ出て行った関根はいつまで経っても戻ってこないので小堺一機は必死に一人で放送を繋いでいた。とその時、関根が『少女に何が起ったか』で(関根曰く衣装から借りた)宇津井健がいつも着ている黒のハンチング帽にトレンチコートを着て登場。そして

関根勤「窓辺に立つぞうです。」

と名乗り、連呼したのである。この不意打ちを喰らった小堺一機はドツボにハマって笑い転げてしまった(そうだ)。いずれも小堺一機関根勤、そして放送作家鶴間政行の発言しか聴こえないので、明石家さんまには理解不能な内輪受けでしかないのだが、コサキンの二人が笑う様子を聴いているリスナーは誰も抗議などしなかった(と思う)。この事件は『窓辺に立つぞう事件』と呼ばれている。これはディレクターの門脇覚も絡んでの犯行であった。なお当の宇津井健がご存じだったかどうかは定かではない。